ガイドライン | 診断のガイドライン | 既に治療を開始している症例への対応
[1] 身体的治療 (ホルモン療法・乳房切除・性別適合手術)
やっと身体的治療に突入。どの治療をどの順番で行ってもいいらしいので、FTMならホルモン療法と同時に乳房切除しても構わないってことですね。
(1) ホルモン療法
これは診断のガイドライン[2]にあった医療チームの一員か依頼を受けた医師が望ましいそうです。・内分泌額・泌尿器科学・産婦人科学を専門とする医師によって行われるべきと記されていますが、地域によって無い場合もあるので近医や非専門医がホルモン投与してもOK、だけど・・・専門医で定期的な診断が必要とされています。
□投与するホルモン剤
・FTMの場合・・・アンドロゲン製剤
・MTFの場合・・・エストロゲン製剤やゲスタゲン製剤
□期待される効果
・FTMの場合・・・
月経の停止、体重増加、脂肪の減少、にきび、声の変化、クリトリスの肥大、体毛の増加、禿頭など。
・MTFの場合・・・
乳腺組織の増大、脂肪の沈着、体毛の変化、不可逆的な精巣の萎縮と造性機能喪失
□副作用(共通)
狭心症などの心血管イベント、肝機能障害、胆石、肝腫瘍、下垂体腫瘍など
人によって異なると思いますが、ホルモン療法には多少のリスクも頭に入れておく必要がありそうです。
(2) FTMに対する乳房切除術
胸さえ無ければ・・・って思うことイッパイありました。ここにも医療チームの一員が手術をすると書いてありますが、現状はタイに行って手術を受けている方が多いようです。数年前より技術力も数段アップしていて、あまり傷跡も残らないそうです。
(3) 性適合手術
性適合手術は2通の診断書をもとに性適合手術適応判定会議において判断されるらしいです。
・FTMの場合・・・1回目は卵巣摘出、子宮摘出、尿道延長、膣閉鎖、
2回目は陰茎形成手術
・MTFの場合・・・精巣摘出術、陰茎切除術と造膣術および外陰部形成
この適応判断会議は当事者が身体的にどこまで?どれだけ?手術に耐え得るか、また日常生活において希望する性別での生活を当事者が望むスタイルで送れているか?etcを判定するようです。
(4) 身体的治療と精神科領域の治療の連帯
カウンセリングの先生とは手術後も面談が続くようです。面談内容は手術後の生活はどうなのか?精神的に安定しているのか?などで、新しい生活におけるQOL(※1)Quality of Life)向上の為の援助を行ってくれるそうです。
心と体の性が一致した喜びはとても大きいと思うけど、決してここがゴールではなく、ここからがスタートなんだ!ってことなんでしょうね。
※1 Quality of Life・・・個人の生き甲斐や精神的豊かさを重視し、それは把握すること。




